こんにちは、@IT編集部の西村です。
先日、以下のような記事を書きました。
たくさん読んでいただけたようでうれしい限りです。この記事で本筋と関係ない話で書かなかったことを、いくつか追記的に書き留めたいと思います。
記事後半ではサンフランシスコ市内で共同生活を営む若いIT系の人々について言及していますが、彼らと話をしていて、今さらのようにハッとしたことがいくつかありました。
そのうち最大のものは、「Facebookはおじいちゃんと連絡するためのものだよね、もう誰も動向を気にしてないよね」という発言です。発言したのは、「Google」と書かれたTシャツを着たYahoo!のインターンくんで、20歳です。確かコロラド州だったか割と地方の出身で、どこかしら家出少年の雰囲気をまとっている人でした。言うことはズバズバと遠慮がないものの、非常に素直な好青年という感じの人です。Googleに入れるならいいけど毎日オレがやってることといえば、くだらないJavaScriptとかPHPのデバッグだよというようなことをぼやいていました。
このインターンくんをはじめとする若者たち数名に言わせると、Facebookは家族を含む誰もが使っていて連絡なんかには便利だし、ふつうに使うんだけど、もはやそれだけの存在だというんです。Facebookは別に何にもエキサイティングじゃないし、家族との連絡用途ぐらいにしか使わないと。
それじゃMySpaceはどうなのと聞くと、もうとっくの昔に終わってるよと一刀両断です。MySpaceというのは、大勢のどうでもいい人たちが、どうでも良くない人たち(著名人など)をフォローするだけの場所だよねと、すごいことを言います。
それで、いま断然イケてるのはTwitterだというわけです。Twitterはオヤジ中心のメディアだというユーザー統計が出てきたりもしていますが、少なくとも私が会った何人かのサンフランシスコ在住20代、IT系の人たちはふつうに支持しているようでした。それがなぜかというと、「People who matter」(注目すべき人、影響力のある人ぐらいの意味でしょうか)が、Twitterをヘビーに使っているからというんですね。MySpaceやFacebookは、基本的にinsiginificant people(重要でない人たち)、irrelavant people(どうでもいい人たち)、people who don't matter(いてもいなくても変わらない人たち)がいっぱいいるだけだと。
例えば注目スタートアップのCEOだったり、一線で活躍するメディア人だったり、アルファブロガーだったり、あるいは企業・組織の中堅スタッフで、特定分野で才能を発揮して企業という枠を超えて情報発信しているような人たちです。私の観察でも、シリコンバレーや東京には、そうした面白い人たちがいっぱいつぶやいているように思います。
ちょっとSNS話が長くなりました。
彼らの話で私がちょっと驚いたことをもう1つ。これはITと関係ありませんが、21世紀の地球というのは、こういう場所になるんじゃないかと軽いショックを受けた話です。
友だちなんかに向かって「What nationality are you?」という聞き方は、少なくともカリフォルニアに住む人の間ではふつうだという話です。字義通りに解釈すると、おまえって国籍なんだっけという質問ですが、これ対する答えは「アメリカ人だよ、バカ」ではなく、「1/4がインド、1/4が中国、それにアフリカ系」とか「ポーランドが1/2、それに後はイタリアとフランス。ポルトガルも1/16入ってるよ」というように、両親や祖父母、曾祖父母の出身が、どこかというものになります。
私が滞在した共同生活の場には、古い意味でのアメリカ人、例えばブルネットのユダヤ人ぽいニューヨーカーや、ひと目でゲルマン系と分かるコーカソイド(白人)の人もいましたが、8割方は混血のようでした。しかも、ハーフとか、日本でいうクオーターとかじゃなくて、いろいろと混じってるんですね。
こんな美人はどんなDNAを混ぜたら出てくるんだろうかと思っていた肌の浅黒い彫りの深い顔の女性は、聞いてみれば、インドと中国とアフリカ系(黒人)と日本ではあまり聞かない混じり具合でした。
目や肌の色、髪の縮れ具合の違いみたいなものを、彼らは普段それほど気にしていないようで、私がおもしろがるのを見て、彼らはそのうちnationalityの当てっこを始めました。そのうちの1人が、どうも南洋系の顔のようにも見えるし、アンデス系のようにも見えるし(どっちもモンゴロイド?)で、みんな「うーん、おまえの顔どこかな、わかんねぇよ」という具合に笑い合ってるんですね。そういう光景は日本人にはちょっと不思議に映ります(外国人に言わせると日本人も多様な顔をしていて、実際最近の研究では日本列島の住人は、5種類ぐらいの流入経路を経て入ってきた人々の末裔という話もありますが)。
そのぐらい見た目が違う彼らですが、当然、現代アメリカ人。文化や言語はおそらくほぼ100%共有していて、そこに違和感はあまりないようです。
カレーピザぐらいならすでに日本にもありそうですが、本物のインディアンとピッツァというのがミソです。サグマトンのピザとか、チキン・ド・ピアザのピザとか、インド料理好きの私にはちょっと感動ものでした。もともとインド料理はナンで食べるぐらいなので、考えてみれば合理的な組み合わせです。インドピザの専門店は、まだベイエリアにも数店舗しかないそうなので、新しいトレンドのようです。東京でも、誰かインドピザやりませんか? 流行らないかなあ。
そうそうもう1つ、ちょっと面白いなと思った話で裏が取れなかったものを。
グーグルやヤフーはサンフランシスコ市内からシリコンバレーに通勤する社員のためにシャトルバスを毎朝、毎夕走らせているそうですが、そのシャトルバスというのはグーグルとヤフーが共有しているそうです。というよりも外注。面白いのは、グーグルの社員が経路を最適化するためにプログラムを書いたという話です。シャトルを使う社員は毎日完全に固定というわけでもないでしょうし、道路の混雑状況も違うでしょう。そういうものを考慮に入れて最短経路探索をするなんて、いかにもアルゴリズム好きが多いグーグラーがやりそうな話だと思いませんか? 役立ちますしね。真偽のほどは分かりませんが、シャトルバスがあるのは事実です。で、グーグルのシャトルバスが停車する場所の付近は、それだけで地価が上がったりもするそうです。
























